先日「占い心理学」の授業の中で。
電話占いに来るお客様のほとんどが
開口一番、「彼の気持ちをみてほしい」と言います。
また、恋愛の相談でなければ、会社の上司や同僚が、
「自分のことをどう思っているか知りたい」と。
そういえば私が現役だったころ、
ママ友の気持ち、自分のことをどう思っているのかと
まず3人、次にまた3人、総勢13人の気持ちを
知りたいというシングルマザーがいた。
人の気持ちはコロコロ変わります。
まして他人に対しての評価はよほどの強い
結びつきがない限り、その日の気分によって
微妙に変わることもよくあります。
そのシングルマザーは、
自分に対して13人が全員違う印象を持っていて、
ある人には気に入れられてる部分が、
ある人には嫌われているという矛盾が起きた時
いったいどうするのでしょうと、思い、
それを投げかけてみました。
彼女はなんて言ったかわかりますか?
「今」安心できれば良いという結論に至りました。
彼女は自己肯定が低く、それゆえの不安な毎日。
不安な子育て。
このシングルマザーさんとの鑑定は
合計3回で終わりました。
彼女が結婚をすることになり、
少し肩の荷が下りたことが一番の理由ですが、
結局人の気持ちなんて誰も知りえないぐらい
コロコロ変わるということを
受け入れたのです。
もし、嫌いと思われても、
次の瞬間「好き」に変わることも
あり得るからなのです。
影の部分にばかり気にする人生は
誰にとっても居心地の悪い世界なのですね。
だったら一度限りの人生、
陽のあたる場所を選んで
歩いていきたいものですね。